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「すむところ2019」掲載の編集ページ【入居にかかるお金の話。】をご紹介 vol.4

2019年06月24日 | 担当:木塚恵実


【施設の入居金額を比較】
施設サービスの特別養護老人ホーム、その他の居宅系サービスである、
ケアハウス、グループホーム、住宅型有料老人ホーム、
サービス付き高齢者向け住宅それぞれをシミュレーション費用例で比べてみよう。

〈特別養護老人ホーム〉
取材先:特別養護老人ホーム 鷹栖さつき苑
65歳以上、要介護度3以上(原則)が対象
居住費・食費は収入により減免も

 特別養護老人ホームは、65歳以上で要介護3〜5の認定を受け自宅での介護が困難な方や、
寝たきり、認知症など比較的重度の方や緊急性が高い方が優先となります。
入居の申請には、市町村など各自治体へ申し込みを行う必要があり、
入所検討委員会の審査を経て入所判断が行われます。

 入居一時金はかからず、介護保険の負担額は1割と2割負担の2段階があります。
そして、要介護度によってそれぞれ基本サービス料が変わってきます。
それ以外にサービス加算があり、それぞれの施設の体制加算によって変わります
(表のサービス加算内)。当施設では、夜勤職員配置加算や看護体制加算、
日常生活継続支援加算や認知症専門ケア加算があります。

その他、栄養マネジメント加算や、褥瘡マネジメント加算など該当者のみに
加算される個別加算、さらに、該当した日数で加算となる、
入院・外泊費用加算や看取り看護加算などもあります。

 介護保険対象外の実費負担として、食費と居住費があるのですが、
利用者負担限度額認定制度により、その世帯の収入や状況により減免されます。
第1段階(生活保護世帯、老齢福祉年金受給者)、
第2段階(市町村民税非課税+収入80万円未満)、
第3段階(市町村民税非課税+収入80万円以上)、
第4段階(市町村民税課税)の4段階があり、
さらに個室と多床室によっても値段が変わってきます。

…vol.5に続く