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「すむところ2019」掲載の編集ページ【入居にかかるお金の話。】をご紹介 vol.6

2019年07月11日 | 担当:木塚恵実


〈グループホーム(認知症対応型共同生活介護)〉
取材先:ツクイ山鼻 グループホーム
認知症の人が少人数で生活
家事を共同で行い進行を緩和

 認知症のある人が、家庭のような雰囲気の中で少人数の共同生活を送る施設です。
認知症の診断をされていることの他、要支援2以上であること、
「地域密着型サービス」であるため施設のある市町村に住民票があることが
入居の条件となります。

 1ユニット9人の単位で、利用者と職員が共に炊事や洗濯、掃除などの家事を
行いながら生活します。一人一人の認知症の進行度に合わせて家事や散歩、
体操などの活動を行い、他の利用者や職員とコミュニケーションを取ることで、
認知症の進行の緩和を目指します。食事や入浴、排泄など日常生活に必要な
介護も受けることができます。居室や共有スペースも家庭のような雰囲気に保たれ、
安心感を持って生活することができます。リハビリの一環や利用者の楽しみのため、
外出レクなども職員が企画して行っています。
介護保険の制度上、他の介護サービスとの併用はできません。

 共同生活を送るという性質上、入居時には比較的身体自立度が高い人が
グループホームを選ぶことが多いですが、施設によっては医師や看護師と提携し
定期的な訪問を行っており、終の住処として住み続けることも可能です。
ただ、胃ろうや痰吸引などの日常的な医療措置を必要とする場合は
退去が必要になることもあります。また、他の入居者への迷惑行為など、
共同生活が難しいと判断された場合も同様になります。

…vol.7へ続く