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「すむところ2019」掲載の編集ページ【入居にかかるお金の話。】をご紹介 vol.8

2019年07月25日 | 担当:木塚恵実


〈サービス付き高齢者向け住宅〉
取材先:そんぽの家S 札幌発寒
プライバシーを保ちながら
見守りの安心感がある住宅

 サービス付き高齢者向け住宅、略称「サ高住」は、
高齢者に適したバリアフリー設計の賃貸住宅。
名称の「サービス」とは、日常の安否確認、生活相談や外部業者との連携、
救急車など緊急時の対応、タクシーの手配や郵便物の受け取り等の生活サービスが含まれ、
介護サービスは含まれません。介護が必要な場合は、外部の介護サービスを自身の
介護保険適用に基づき利用することになります。
訪問介護、デイサービスなどが併設されている施設もあります。

 入居条件は、60歳以上であること、または要介護・要支援認定を受けていることです。
条件を満たせば自立から入居が可能ですが、重度の要介護者や認知症の人が
入居できるかどうかは施設によって異なります。居室は個室でトイレや洗面所が
付いています。サービス付き高齢者住宅の費用は基本的に住居に関わる費用であり、
介護サービスの利用や家財等については別途考慮する必要があります。

 一般の賃貸住宅のようにプライバシーが守られる生活空間がありながら、
日常の見守りで人の目が届き緊急時にも職員に頼れるという安心感や、
必要に応じて介護サービスも利用できる自由度が備わっているのがメリットといえます。
共用スペースでは入居者同士の交流があったり、施設によってはイベント等も
企画されていたり、部屋に閉じこもらずに楽しく生活できるような配慮もされています。